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文化時評138(2008/10)
おはようございます。
いよいよ佐賀もお祭りモードに突入しそうな雰囲気です。毎年中央通りの電飾の工事が始まるとそんな気分になります。
しかし、バルーンが飛んでない。
ポスターをあんまり見ない。
この時期、2,3週間前の土日の朝はバルーンで賑わっているはずなのだが・・・。
今年の本番は盛り上がるのだろうか?とちょびっと心配しながら、佐賀にちょうどいないことを残念に思ったりしています。
そう!(と、りきんでもほとんどの人は知名度も感心もないのですが)佐賀を中心に活動をしている10代のミュージカル劇団「ティーンズミュージカルSAGA」を率いて、総勢80余名で茨城県で開催される国民文化祭に参加するのです。
前にも一度書いたことがありますが、国体(国民体育大会)は誰もが知っていますし、意識も高く、参加する選手が学校や会社などにいたら、挙げて応援したりしますが、個人的には同レベルで考えてあげないといけないと思っている国民文化祭に関しては、マスコミすら取り上げてくれず、参加するアーティストがいても、特に学校では派遣扱いにもしてもらえないのが現状のようです。
教育委員会にそのことを尋ねると、各学校の判断に任せると言うことで、国を挙げてのお祭りの筈なのに、なんと意識の低いコメントか!?
子どもへのまなざしもまだまだ厳しいですね。
今年の茨城国民文化祭は県の全地域を巻き込んでかなり大がかりに開催されるようで、佐賀からも二つか三つの団体が出場すると聞いています。
国体のように県のユニフォームくらい欲しいなあとは思いませんが、もう少し文化芸術に関しても関心をもってもらえたらなあと思います。
スポーツは勝敗がはっきりしてわかりやすく、芸術は個人の感性に委ねられ勝敗もなく盛り上がりに欠けると言ってしまえばそれまでですが、この殺伐とした時代、特に子どもやその次の世代の社会や環境が危うい現代だからこそ、芸術文化を頂点とした心の豊かさを理解し、磨いていくことが大切ではないのだろうかと感じるのです。
おそらく佐賀だけではなく日本全体がそんな流れに身を任せているような気がします。
出来れば佐賀からそんな空気を変えられるような動きが生まれればなあと思うのですが・・・・

栗原誠治

| 佐賀新聞文化時評 | 00:14 | comments(11) | - |
文化時評137(2008/9)子どものパワーまぶしく
おはようございます。
すでに誰もが承知している佐賀ん町の荒廃ぶり。最近ではマンションもできはじめ町中の人口も増えているとは聞きます。
私は子どものミュージカル劇団「ティーンズミュージカルSAGA」の代表をしていますが、このティーンズミュージカルSAGAを母体として、佐賀市唐人で喫茶店をやっています。
唐人茶屋という市からCSOに委託された建物の1階での営業で、町を行き来する人たちの姿がよくわかります。
最初やり始めたすぐは、まさかここまで人通りが少ないとは思ってもいませんでしたが、すぐに町の現状を理解することが出来ました。
そんなことはお構いなくミュージカルの練習に足を運ぶ子ども達。
100人もの子ども達が、その建物周辺にたむろし、たまにはご近所の方から注意されながらも、「きれいな歌声で楽しくなります」とか「子ども達の声が響いて嬉しい」という声もたくさん聞くことが出来ました。
現在は活動の拠点を少し北側に移したために、子ども達の足も遠のき、ざわざわが消えてしまった喫茶店の周辺は確かに寂しいものがあります。
今週、佐賀ん町ではエスプラッツ、玉屋、656広場などを拠点として佐賀県の高校生たちの文化芸術の祭典?・・・総合文化祭(総文祭)が行われています。
絵画や書道、音楽や写真等々の高校生たちの文化祭です。
ここまで大がかりな催しは初めてで、準備などには労力もかなりのものだったでしょうが、やはり「子ども達」のパワーを発揮できる場所には何かしら光がまぶしく存在しています。
社会全体が暗くネガティブになっている昨今にあって、子ども達も確実に将来に不安を抱えていることでしょう。
それは全て大人の責任であるにもかかわらず、子ども達は逞しくポジティブにあろうとしているように見えます。
そんな子ども達が輝ける佐賀ん町の一つの取組が、生かされればなあとつくづく思います。
はじめに商売があるのではないのです。やはりはじめに人々の生活があり、文化があるから町は賑わってくるのだと思います。
子ども達を育てることは人間社会のもっともはじめにある文化だと思いますよ。
今月は演劇には触れませんでしたが、マクロの視点で見た文化芸術について書いてみました。
栗原誠治

| 佐賀新聞文化時評 | 23:59 | comments(0) | - |
文化時評136(2008/8)
おはようございます。
今年の大イベント、ティーンズミュージカルSAGAの第4回ミュージカル公演「風の曜日」も無事に終わりほっと一息もつく暇もなく、次の舞台の準備をしているという忙しさですが、公演を終えて育った子ども達に改めて感動です。
初日、天気が悪く大雨。雷で一瞬停電。
これから歌という時に伴奏の音楽が流れず、とっさに対応した役者は伴奏なしで歌を歌い出した。まるまる一曲分の伴奏なしで途中コーラスも無事に入ってどうにか歌いきり、システムも元に戻って難なく乗り越えたけども、とっさの出演者の判断は満席に近かった大ホールという状況では、大人でもたじろぐものだったろうと思う。
まだまだ佐賀の人の多くは「どうせ子どもの舞台やろ?」みたいな感想を持っておられるようだが、そこで育っている子ども達は、確実にどこに出しても通用する舞台人が育っているのです。
これから10年後、佐賀の舞台芸術は大きく変わっているかもしれない・・・と、大口をたたいてみる。
さて、にわかに佐賀でもミュージカルのステージが続くことになっている。
今月末には劇団四季の「ユタと不思議な仲間たち」が上演される。そして10月にはオフブロードウェイのミュージカルで、アメリカの黒人女性プロデューサー、ヴァイ・ヒギンセンの新作「シング・ハーレム・シング!」。11月にはあの誰でも知ってる「サウンドオブミュージック」。来年になると宝塚の公演も予定されていると聞いています。
いずれもプロの本格的な舞台であるのですが、耳に入ってくるのは「見に来る人が少ない!」です。どの興行も大変のようです。
テレビで見たり、映画で見たり、ビデオで見たりと今は画面を通して見る機会には恵まれているのですが、目の前で生で演技を見たり、演奏を聴いたり出来るチャンスはなかなか廻っては来ない。特に本格的な舞台は佐賀では・・・・。
先に書いたように本番では何が起こるかわからないというドキドキ感もあったりします。目の前で見る役者の汗は、簡単には言い表せない感覚が身体の中を廻るのがわかるのです。
物価高の情勢ではあり、息も上がらない停滞気味の社会ですが、そう言うときだからこそ本物の芸術に触れて欲しいなあと思うのです。
特に演劇は苦しい時代にあっても、いつの時も人々の心を照らし、勇気づけてきた芸術です。是非無理矢理に時間を作ってでも足を運んで下さい!

| 佐賀新聞文化時評 | 23:59 | comments(0) | - |
文化時評135(2008/7)もっと舞台文化に感心を
おはようございます。
私がこの文化時評を書き始めて11年が経ちました。はじめはプロには厳しく、アマには優しくと言うスタンスで、佐賀や福岡で観たプロの芝居をかなり酷評したものです。理由は多くの人の目にするショービジネスにおいて、くだらない低俗な内容の舞台をしないで欲しいという単純な理由でした。
それから時が経ち、私も年を重ねた結果なのか、事なかれ主義に陥っているのか、目に余るもの以外はかなり甘く批評をするようになったようです。
さて、先日俳優の近藤芳正率いる劇団ダンダンブエノの公演を観てきました。
テレビなどでもおなじみの女優、俳優がツアーの一環として佐賀にもやってきたのです。
私自身もかなり久々に観るプロの生の舞台です。
演目は「ハイ!ミラクルズ」、町を守っていると思い込んでる数人の新聞配達員のお話・・・なんて簡単には物語なんて書けませんが、テンポがよく、展開ももスムーズで笑いもかなりあってユニークな舞台でした。
何より旬の俳優、女優陣の演技は、専門的に見れば首をかしげるところもありましたが、そんな事も気にすることなく見れたのは、役者魂、タレント魂とでもいうオーラ?・・・パワーが感じられたからだと思います。
お客さんもいっぱいで、あんなに芝居に拍手を贈る舞台を見たのは初めてでした。出演者のブログにも佐賀のあたたかさを書いてありました。
しかし、お客さんは入っていたのですが、やっぱりかなり苦労されたみたいです。これだけの旬な役者が来佐するのにどうして足を運ばないのだろう?と疑問です。
たしかによほどのエンターテーメントでもない限り佐賀の人は見に行こうとしません。アイドル系やはやりのミュージシャンにしか反応しないのもわかる気もしますが、もう少し舞台文化の意識があがらないかなあと思うこの頃です。
現在、私の主催するティーンズミュージカルSAGAの8月のミュージカル公演を目指して毎日子ども達はがんばって練習しています。
練習と共にチケット販売もがんばっています。
出演者の小中学生も、高校生も、そしてそれを支える大人も胸を張って「見に来て下さい」と言える舞台を創ることが、お客さんに来ていただくことに繋がると思っています。アイドルも有名人もいない子どものミュージカル劇団ですが、地元で活動をするエンターティナーですので、是非一度足を運んで下さい。あなたの中で何かが動き出すかもしれません。
栗原誠治

| 佐賀新聞文化時評 | 10:44 | comments(0) | - |
文化時評134(2008/6)
おはようございます。
先日、佐賀県の文化団体協議会という組織の総会に出ました。佐賀県に発足して50年を迎えようとしていると言うことで、私の年齢くらいがんばっているんだなあと思いながら、参加させていただきました。
その時の会長・・・染色家の小川泰彦先生・・・の言われた言葉が、「マスコミはスポーツはよく取り上げ、新聞なんか4ページも取っているのに、文化芸術に関しては未だに小さい扱いである。自分らも含めてもっとがんばらないといけないが・・・・意識自体を上げていきたい」という趣旨のことをおっしゃっていました。
私も若輩ながら佐賀に住み、演劇などというものを30年近い年月やっています。佐賀からほとんど出たことはありませんが、情報収集のアンテナはかなり張り巡らしていると自負しています。そんなアンテナに引っかかる情報もやはり文化芸術に関しては全国的にみても意識の低いものになっているようです。
昨年、佐賀県では全国高校総体が開催されました。大きな盛り上がりで佐賀県にもたくさんの人が訪れました。もちろん全国的にも盛り上がるイベントです。
さて、全国高校総体もあるんだから全国高校総文は?・・・・もちろんあります。
昨年は島根県で開催されました。全国から高校生が集結し、演劇や吹奏楽を発表する文化の祭典です。知ってました?
そしてもう一つ。
国体はご存じですよね?国民体育大会のことです。今年は63回目で大分県で開催されますね。
そう、国文祭ももちろんあるのです。国民文化祭です。こちらは今年23回目で茨城県で開催されます。
このように全国的に見てもなかなかこぢんまりとした文化芸術に関する国民の意識ですが、世界的に見れば、今や日本の文化芸術の質は高まりを見せていることは、いろんな情報に触れ、知られている事実ですね。
その日本での文化の祭典である国文祭に、佐賀で活動をしているティーンズミュージカルSAGAが参加することになりました。
昨年全国に熱い風を吹かせた北高野球部とは比べものにもなりませんが、佐賀のティーンズの舞台を11月に茨城県にて披露してきますので、どうぞ応援よろしくお願いいたしますね。
栗原誠治

| 佐賀新聞文化時評 | 10:50 | comments(0) | - |
文化時評133(2008/5)
おはようございます。
25日のことになりますが、元TKUテレビ熊本アナウンサーで、アナウンサー養成、社員教育、講演会、朗読指導等二十年以上のキャリアを積まれ、現在、読み聞かせの指導をボランティアで行うことをライフワークとされている副田ひろみさんの講義を聴きました。
子ども達のミュージカル劇団「ティーンズミュージカルSAGA」と中高年の劇団「SAGAパーフェクトシアター」の基礎レッスンとして行われたイベントです。
日本語のアクセントや鼻濁音、滑舌といったプロのアナウンサーが受けるような講義でした。
前に一度副田さんとは、絵本いのちのまつり『つながっている』(草場一壽作)の朗読を聴きに行ったときにお会いしたことがあります。
佐賀在住のミュージシャン弓削田健介さんの伴奏と歌で、副田さんの朗読は物語が目の前でリアルに息づいているように感じた言葉の美しさと表現に、感動したのを思い出します。
そんな太古より脈々と受け継がれ、時とともに変わってきた我々の日本語を、時には日本人でありながらも違和感を感じ、また言葉一つで奥深さに驚きしながら普段当たり前に使っている我々ですが、ここで舞台を志す人たちが真剣にそんな日本語と向き合っているということにうれしさを感じました。
演劇の舞台は正しい日本語を美しく話すだけというものではないです。時には稚拙な幼児語や佐賀弁などの方言を使いながら人物や時代や、空間を表現しなくてはいけません。
日本語学者が忌み嫌うギャル語なども、表現の手段になります。
日本人が話す言葉だからどんな言葉でも正しい日本語だと言えなくはないと思いますが、やはり心に響く、無意識に美しいなあと思える日本語を手に入れる、使えるようになるということは、言葉を表現手段としている我々役者には、強い武器になると思えた講義でした。

栗原誠治

| 佐賀新聞文化時評 | 10:49 | comments(0) | - |
文化時評132(2008/4)
おはようございます。
ゴールデンウィーク真っ只中、私は自分の演劇活動に大忙しでした。
昨年末より、何となく風が吹き始めたなあと感じる佐賀の演劇シーン。
これまでは自己満足で終わっていたかに見えた関係者の動きも、周りを見、人にもまれ、一端に「佐賀にも演劇をやるところがある」と言えるくらいにはなってきたのではないかなあと思っています。
そんな微風ですが風を吹かせながら今年も面白い活動が繰り広げられそうですので、年度始めに記しておこうと思います。
まずは演劇の活動の場が佐賀にも一つできたと言うことでしょうか?
活動を初めて5年目のティーンズミュージカルSAGA、そして全国的にも感心をもたれている中高年の劇団、SAGAパーフェクトシアターの活動の拠点、練習場が佐賀市の真ん中にお目見えしたと言うことです。
町を歩いても荒野を感じさせる佐賀の町。びっくりするくらい人通りが少なくなり、もう少し面白い町にならないかなあと思っていたところに、この二つの劇団の練習場が出現したと言うことは、これからの舞台文化の発信がこの佐賀市から始まるのではないかと思ってしまいます。これを機に以前より活動をしていた、小劇場のスペース「ステージMARO」や毎月末に行われている金曜ショー劇場、そして佐賀市のセントラル会館跡に2007年12月15日にオープンした映画館のコミュニティ「シエマ」を点で結ぶとかなり面白い舞台や映画を感じることができる地域が生まれそうな気がして、勝手に一人で盛り上がっているところです。
また、6月7,8日には九州演劇人サミットが佐賀市のエスプラッツで行われ、佐賀の町は何やら楽しくなりそうなのです。
九州演劇人サミットとは?
2005年3月に熊本県立劇場で行われた日本劇作家大会の中のプログラムとしてはじまったトークイベントで、九州各地で活躍する演劇人が一堂に会し、演劇活動の現状・課題・展望などを共に語り合う場として毎年各県が持ち回りで行われるもので今年が佐賀と言うことで、パネルトークやワークショップが二日間にわたって行われると言うことです。
こういったステージやレッスン場、舞台公演、九州サミットというような真剣に演劇に取り組む姿勢が出てきたことは、佐賀だけにとどまることなく、必ずやグローバルな演劇シーンに新しい風を吹かせるのではないかと思います。
是非、皆さんもそんな微風ですが心地よい風を感じに足を運んでみてはいかがでしょうか?
ティーンズミュージカルSAGA代表 栗原誠治

| 佐賀新聞文化時評 | 10:48 | comments(0) | - |
文化時評131(2008/3)
おはようございます。
2月末、平成19年度佐賀県芸術祭演劇フェスティバルが開催されました。
この演劇フェスティバルも3年目を迎え、今年度は節目の年だったのです。
1年目からスタッフは何度も話し合いを持ち、どうすれば佐賀の演劇をもり立てることができるのかを、少数でしたが話し合ってきたのです。
1年目はみんなに知ってもらおうと広報活動。2年目はやっている人たちの意識を上げようと演劇コンクール。そして今年は子ども達にスポットを当てることでこれからの佐賀の舞台が見えるのではないかと「ステージパレード」と題して、子どもに関係のある演劇の舞台を作ってみました。
4団体が参加、子どものための人形劇と、子ども自ら操る人形劇、子ども達がお芝居の楽しさを体験、子ども達もいつの間にか芝居の中にいるという参加型の芝居。そして本年度の佐賀県高校演劇コンクール最優秀賞を受賞した佐賀清和高等学校の演劇、10代の子ども達が創り上げたミニミュージカルと歌とダンス。
どれも力の入った舞台を作っていました。
そして何よりエスプラッツホールでの上演だったのですが、4回の公演ともお客様がいっぱいだったということが、よかったのではないでしょうか?!
スタッフ、関係者もびっくりするくらいの観客で、舞台に立っているそれぞれのメンバーもやりがいのあるイベントになったのではないかと思います。
最近ではお客さんに来てもらうことがなかなか難しくなってきました。
中でもやりたいという情熱なきイベントや消化型のイベントは内容も希薄なのですが、本当に税金や補助金の無駄遣いと思える内容のものが多くなっているような気がします。
道路ミュージカルなんてほんと怒りを通り越して笑ってしまいます。舞台制作には確かにお金はかかります。だからそのお金を工面するために一生懸命頭を下げてチケットを買ってもらいます。そんな地道ですが、当たり前のことでお客さんに足を運んでもらうのです。
しかし、そんな当たり前のことをすっ飛ばして、上辺だけでイベントを繰り広げている人たちのなんと愚かなことか?!
それでは文化や芸術は育たないのです。
そんな意味でもこの3年間の県の芸術祭演劇フェスティバルは、いい取り組みだったと言えるのではないでしょうか。
ティーンズミュージカルSAGA 栗原誠治

| 佐賀新聞文化時評 | 10:47 | comments(0) | - |
文化時評130(2008/2)
おはようございます。
最近文章を書くことが多くなったような気がします。できるだけわかりやすく書くために箇条書きとまではいかないまでもできるだけ文節を短くしようと努めるのですが、昔ながらの癖でなかなかうまく短くすることができません。
そう思っているときに19年度下半期138回芥川賞に川上未映子さんの「乳と卵」が受賞しました。早速掲載された雑誌を読んでみると、文節が長い長い。
それにもまして若い感性というモノが手に取るように伝わり、「ま、楽しく文章は書ければいいか」という結論に達したわけです。
現在脚本執筆中でありますが、そちらの方でもパワーをもらったような気がしています。
さて、先日劇団Ziシアターの第18回公演「その花の咲く頃に」を見に行きました。
劇団Ziシアターは佐賀で活動を初めて16年目に突入したそうです。団員の一人一人が役者はもちろんのこと照明や音響、脚本執筆と二役も三役もこなす、プロフェッショナルなアマチュア劇団です。
今回の作品は閉鎖された島で起きた事件が島民たちの心を変えていくという話でしたが、様々な人間模様が劇団Ziシアター色に表現され、わかりやすい舞台でした。
何より安心して演技が見られ、道具や照明がしっかりと存在感をアピールするとともに、演技の邪魔をすることもなく、物語を進めていることに感心しました。
いつもながら手抜きをしない演劇集団です。
文節が長すぎることもなく、箇条書きという単純にまとめましたというモノでもなくちょうどよい舞台に仕上がっていたと思います。
佐賀は演劇色の薄い場所ではありますが、なかなか濃い芝居をしている劇団が少なくはありません。
劇団Ziシアターも着実に佐賀の地に足跡を残していますが、3月1,2日と鳥栖で公演をする鳥栖キッズミュージカルも楽しみの一つです。
中でも脚本演出を専属で手がけている平田さんは、長く劇団怒幻鳥栖ッ都の団長で、彼の表現は独特の世界を作り出し、芸術性の高さを感じさせます。
今回も「風の忘れ物」という平田さんの新作で、佐賀から発信される子供ミュージカル作品として期待しています。
いつでもどこでも芝居を見られるという環境にはありませんが、最近ではなかなか楽しませてくれ、また芸術性の高い舞台創作を見せてくれる劇団も佐賀にはあると言うことを知っていてください。
ティーンズミュージカルSAGA 栗原誠治

| 佐賀新聞文化時評 | 10:45 | comments(0) | - |
文化時評129(2008/1)多彩な舞台展開の年に

おはようございます。
2008年も1ヶ月が過ぎようとしています。
念願だった中高年の劇団も動き出しました。
昨年末にオーディションを行い、120人の方々がチャレンジして下さいました。
一昨年、さいたまに発足した、熟年劇団『さいたまゴールドシアター』には1200人もの
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